Diablo III

http://www.4gamer.net/games/008/G000817/20080628004/

http://www.blizzard.com/diablo3/

いまでもDiabloの感動は覚えている。
あの頃のPCゲーのネットワーク対戦が出来るものといえばFPSDOOM系かレースゲーくらいしかなかったが、そこに彗星のごとく現れたMOというジャンルのDiabloはあっという間に全世界を虜にし、インターネット黎明期のまだWebsiteをホームページと言っていた時代のPCゲー関係のsiteは軒並みDiablo関係になっていった。

何より斬新だったのが、LAN対戦もさることながらbattle.netを使用しての全世界のユーザとの対戦、もしくは協力プレーだった。
Diabloが斬新だったことの1つに、死ぬと装備していたアイテムをその場にばらまくというシステムだったため、生き返るたびにアイテム回収に向かわなければならないことだった。これは本当に斬新で、普通のゲームであれば死んでも痛くも痒くもなかったが、アイテムをばらまくということは他人に拾われる可能性もあり、尚且つ回収しないでログアウトしようものならそのアイテムはロストしてしまうということがキャラクターの死を特別なものにしていった。

そのアイテムにしてもDiabloのシステムは秀逸で、後発のゲームに多大な影響を齎す事になるアイテムゲーの走りとなった。
Diabloではアイテム名に色を付けることにより、マジック・レア・セット・ユニークと4種類に分け、収集する楽しみを持たせた。
また、アイテムにはPREFIX・SUFFIXの修飾詞が付き、中でもOBSIDIAN・THE ZODIACと付いたものは物によってはユニークを遥かに超える性能ため、夜な夜なダンジョンに潜る人が増えた。

そしてもう1つ、ゲーム設定にもよるが、一緒にいるプレイヤーに攻撃出来ると言う事があった。FPSであれば基本的に対人戦を目的としたものなので別に普通であったが、MOというジャンルが珍しかったこともあり、今まで協力していたプレイヤーが珍しいアイテムが出た途端、もしくは装備しているプレイヤーを目にした瞬間に攻撃してくるということが多々あった。これがPKの走りだと思われる。
LANで取得したアイテムをそのままbattle.netで使用できたためチートも横行したが、一緒にやってるプレイヤーが普通の人かPKかを見極めるというのもある種の楽しみでもあった。

こうして後のMOに多大な影響を及ぼしたDiabloは数年後にDiablo2として発売されるも、Diablo後に発売されたUOやEQでも有名なMMOというジャンルに押され、ヒットはするもののDiabloを超えるほどの人気は出なかったと思う。

その後Blizzardは、StarCraftWarcraftというRTSのヒット作を出し、WarcraftのMMO版であるWoWが世界的ヒットを遂げるわけだが、今でもDiablo人気は根強く、今回のDiablo3の発売を心待ちにしていたユーザも数多くいた。

そしていよいよDiablo3というわけで、前作のDiablo2から約8年の歳月を経ているがその期待は膨らむばかり。
昔のようにゲームに費やす時間は少なくなったが、またあの頃の感動が味わえると信じて、来るその日を楽しみにしておく。